加工技術FAQ (VA/VE)
加工技術FAQ (VA/VE)
SUS304で材料指定がありますが、SUS303に変更することで違いはありますか?
SUS304は優れた耐食性があり溶接もしやすいメジャーな素材ですが、加工硬化が起こりやすくSS400やS45Cなどの材質に比べると加工費用が高くなってしまいます。
SUS303は、硫黄やリンが添加され切削性を高めたオーステナイト系ステンレスです。
切削性はSS400やS45Cとほとんど変わらないステンレスですが、耐食性、溶接性などはSUS304に劣ります。
材料価格も1割~2割程度高くなります。
「水中で使用する」「溶接構造」「加工内容が簡単」などの場合はSUS304、
「屋内の乾燥された状況で使用する」「切削量が多い」などの場合はSUS303、
のように用途や条件によって使い分けが必要です。
材料選定について
- 材料指定が、S45CとS50Cどちらでも良いと記載があるのですが、どのような違いがありますか?
- SS400とS45Cの違いは?
- SKD61のワークに熱処理を施すと歪みが生じることが多々あり困っています。なにか対策はありますか?
- SUS304の部品を加工しているのですが、歪みが発生しやすく困っています。何か対策はありますか?
- ステンレス部品(SUS)をできるだけコストを抑えてつくりたいのですが、材料選定のポイントがあれば教えてください。
- 材料持ちと支給材では、納期に影響しますか?
- 材料持ち(弊社手配)ではなく、支給材で加工してもらえますか?
- SUS304で材料指定がありますが、SUS303に変更することで違いはありますか?
- 切削加工できる耐摩耗性の高い材質はありますか?
- 樹脂製品の切削加工も対応可能ですか?