地域未来牽引企業

お気軽に
ご連絡ください

■受付時間 8:30~17:30(月~金)(祝祭日除く)

加工技術FAQ (VA/VE)

加工技術FAQ (VA/VE)

材料指定が、S45CとS50Cどちらでも良いと記載があるのですが、どのような違いがありますか?

 

 

どちらも中程度の炭素含有量を持ち、機械加工や熱処理に適していますが、両者の違いは炭素含有量で、それ以外は同じです。

(S45Cとは炭素を0.45%前後含む炭素鋼であり、S50Cは炭素を0.5%程度を含んでおります。)

 

S45C・S50Cは、鉄鋼材料のひとつで「機械構造用炭素鋼鋼材」と呼ばれる汎用的な鋼材です。

 

S50Cの方が炭素量が多いため、S45Cよりも硬くて強い傾向があります。

一方、S45CはS50Cよりも比較的柔らかく、加工性が高い傾向があります。

 

 

そのため、加工上の違いは以下のようになる可能性があります。

 

🔵切削加工:S50Cは硬いため、切削に時間がかかる傾向があります。S45Cは柔らかいため、切削にかかる時間が短く、作業が容易です。

 

🔵研削加工:S50Cは硬いため、研削が難しい場合があります。一方、S45Cは柔らかく、研削が容易であるため、仕上げ加工に適しています。

 

🔵熱処理:S50Cは硬いため、熱処理が必要な場合があります。一方、S45Cは柔らかいため、熱処理が必要ない場合が多いです。

 

 

したがって、最適な加工方法を決定する前に、使用目的や仕様に基づいた適切な材料選択が必要です。

また一般的にS45Cは丸材、S50Cは角材として流通しています。

弊社では形状や用途、コスト面等を考慮してお客様と最良な材質選びを心がけています。

 

何かお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。

 

 

材料選定について

 

 

よくあるご質問を投稿
マシニング・フライス加工NC旋盤加工五軸/五軸加工複合旋盤加工ワイヤーカット平面研磨放電加工円筒・インターナル研磨三次元測定器
加工実績へ
設備一覧へ 五軸・複合加工機 12台(自社設備67台)