加工技術FAQ (VA/VE)

旋盤とマシニングセンターの違いは、主に加工方法です。

旋盤は、主に回転するワークピースを切削する加工を行います。ワークピースは主軸に取り付けられ、回転しながら切削工具が削り取ることによって形状を作り出します。主に円筒形や円錐形の部品を加工するのに適しており、内径や外径、面の加工が可能です。旋盤は精密な回転対称形状の部品を製造するために使用されます。

一方、マシニングセンターは、旋盤の機能に加え、主軸が回転しながらもワークピースを静止させて切削工具を動かすことによって加工を行います。

複数の軸（通常は3軸以上）を持つ多軸制御機械であるため、より幅広い形状のワークピースを加工することができます。主に平面加工や穴あけ、立体的な形状の切削など、多様な加工操作が可能です。