加工技術FAQ (VA/VE)
加工技術FAQ (VA/VE)
ワイヤーカットでテーパー加工するときのポイントを教えてください。
ワイヤーカットでテーパー加工するときのポイントは、ワイヤー線を傾けないことです。
ワイヤー放電加工では通常、ワイヤー加工機のX.Y.Z軸を使って直線や曲線といった平面加工を行いますが、15°以内であればワイヤー線を傾けテーパ加工を行うことができます。
テーパ加工を行う際の注意点として、ワイヤー線を傾けるとワイヤー線とワイヤー線を支持するガイドに干渉が発生します。
この干渉が大きくなりすぎるとワイヤー線に振動が伝わり加工面に影響が出るなど加工精度に影響が出ます。
垂直にカットしている状態と比べると切りくずの排出性も悪くなりワイヤー線の断線に繋がる、ワークのクランプ治具に干渉するなど加工難易度が一気にUPします。
弊社では、様々な種類の加工設備がありますので最適な加工方法を検討したうえでワイヤーのテーパカットを実施しています。
是非一度ご送付ください。