加工技術FAQ (VA/VE)

銅の研削・研磨加工は、平面研磨/円筒研磨(外径研磨）／インターナル研磨(内径研磨)共に可能です。

銅の研磨は、下記の理由から難しいと言われる場合があります。

1：銅は比較的柔らかい金属であるため、研磨中に表面が変形しやすく、均一な表面を得ることが困難である場合があります。研磨を過剰に行うと、表面に凹凸が生じることがあります。

2：銅は表面が酸化しやすいため、酸化被膜を完全に除去することが難しい場合があります。酸化被膜が残っていると、研磨後に再び酸化してしまい、美しい仕上がりを得ることができません。

3：銅は、研磨剤が表面に付着しやすいため、研磨後に残留物が残ってしまうことがあります。この場合、残留物を完全に取り除くことが困難になります。

4：銅は、熱伝導率が高いため、研磨によって熱が発生しやすいという問題があります。熱が発生すると、表面に焼き付きや変色が生じる場合があります。

弊社ではこれらの理由から、銅を研磨する際は、研磨剤や研磨工具を適切に選択し、過剰な研磨を避けることを心がけています。

また、面の酸化被膜を完全に除去するために、事前に酸化被膜を取り除く処理も場合によっては行っています。

銅の研削・研磨の加工実績は多数ございますので、もし何かお困りでしたらいつでもお声がけください。