加工技術FAQ (VA/VE)
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サブゼロ処理はどのような時に行いますか?
サブゼロ処理の目的は多数あり、材料の硬さを増す、高度を均一にする、寸法を一定にする、耐摩耗性を高める、経年劣化の防止、着磁性を高めるといったものがあげられます。
焼入れをした際に金属組織である残留オーステナイトが残ってしまうと、組織は不安定となって寸法が変わってしまうことがありますが、例えば高級刃物や包丁など、硬さを重要視した鉄鋼はサブゼロ処理が必要になってきます。
また、近年ではオーディオ製品、金属パーツ、金属バット、ゴルフクラブ、金管楽器などの品質向上の目的で用いられています。